カテゴリ:認知の偏り
「0か100か思考」とは、モノゴトを両極端に分けて評価する考え方のことです。この考えが強い人は、”白か黒か”、”100か0か”など両極端に物事を捉えたり、曖昧さを認めない傾向にあります。
また、この思考が強い人は完璧主義的な傾向が強く、「ひとつでもミスがあれば全てが台無しになる」と感じたり、「ちょっとしたミスも気に食わず、“完璧でなければ価値がない” 」と考えてしまいます。常に完璧な状態を目指そうとして焦ってしまったり、疲れてしまうことも多いでしょう。
完全な状態を目指すのは必ずしも悪いことではありませんが、『100%以外認めない』という考え方は、自分や他人を苦しめてしまうことにつながります。
この世に完璧で絶対的なものはほとんどないため、自分の出す結果が満足いくようなものではなくなり、その結果ストレス状態に陥ったり、自己肯定感の低下につながるとも言われています。
「この試験に失敗したら私の努力は全て無駄になる」と考える
「フロントの対応がイマイチだったから、このホテルは最悪だ」と考える
「完璧」「絶対」「YES か NO」といった言葉をよく使用する
1回でもミスをしてしまうと大きくやる気を失ってしまう